バッテリー交換をするか、ほかの車から電気をもらう
バッテリーは、エンジンをかけるときに1番大きな電力を使います。ただエンジンがかかった後は、バッテリーだけでなくエンジンの回転を利用した充電装置が電気を発生させているので、バッテリーにはそれほど負荷はかかりません。ですからバッテリー上がりはエンジンがかかってない状態での何らかの原因で起こる可能性のほうが高いと言えます。
<原因>
バッテリー上がりはエンジンがかかってない状態でライトや室内灯をつけっぱなしにしたりし、電気をたくさん使ってしまうとおきます。バッテリーはエンジンがかかってる状態では充電装置により発生した電気をもらって充電もしながら働きます。エンジンがかかってないと充電できないので放電だけになりバッテリー上がりが起きてしまいます。
またバッテリーの劣化でもバッテリー上がりはおきます。使えば消耗していくものです。ただ使い方次第で寿命は短くも長くもできます。
バッテリー長持ちさせる方法
<緊急対処>
バッテリー上がりが起きた場合、バッテリーを換えるか、ほかの車から電気をもらうかです。
・換える
バッテリー上がりが起きるのはそもそもバッテリー事態弱まっているからです。買える状況なら買って換えるのも手です。
ちなみに、弱まってると言っても充電すれば機能が回復することもあります。ただ充電不足なだけなのか寿命なのかはそれまでのバッテリーの状態によります。日頃から意識してスタンドなりでテスターをかけて見てもらうといいでしょう。上がったらすぐ交換かは日頃からの状態によって変わります。
・電気をもらう
ほかの車に電気をもらうというのは、正常なバッテリーとバッテリー上がりのバッテリーを直接ケーブルでつないでエンジン起動に必要な電気をもらうことです。
買える状況でなければ、その正常な車を求めてください。いったんエンジンがかかってしまえば、充電装置が作動しますのでエンジンが止まったりはしません。ただエンジンを切ってはいけません。また電気をもらわないとかからなくなります。
かかった後はすぐにバッテリーを見てもらいに行きましょう。バッテリー充電するか買い替えるかになると思います。
<ケーブル接続>
ブースターケーブルが必要です。赤色と黒色の2本あって先が両端が挟める形をしているやつです。自分は持ってなくても相手が持っていることも多いでしょう。
またケーブル接続は非常に危険です。順序やプラス・マイナスは間違えてはいけません。
<方法>
まず両車のエンジンは切ります
1・トラブル車のバッテリーの+端子(赤色)に赤色のケーブルをつなぐ
2・その赤ケーブルの反対を正常車の+端子につなぐ
これで+どうしがつながれました
3・正常車のマイナス端子(黒)に黒色のケーブルをつなぐ
4・その黒ケーブルの反対をトラブル車のエンジンの金属部か
塗装してない金属ボディ部に接続する(アースの意味)
これで両バッテリーがつながれました
注意・・・最後の黒ケーブルをボディやエンジンの金属部につなぐ理由
バッテリーの充電中は燃えやすい水素ガスが発生し、のガスはバッテリー付近を漂っています。ブースターケーブルの4本の最後の接続時には小さな火花が発生し、それによる引火を避けるために最後の黒ケーブルは端子にはつなぎません。最後のケーブルをマイナス端子につなぐことも実際には可能ですが、そのときはバッテリーを扇いだり息を強く吹いて、端子付近に水素ガスがこないようにしてから、つなぐのがいいでしょう。
5・正常車のエンジンをかけ、アクセルを少し踏んで回転数を上げます
少しの間そうしたらトラブル車のエンジンをかけます。
これでエンジンがかかります。
6・エンジンがかかったままでケーブルをはずします。
必ずつけた時と正反対の順序ではずします
これで終わりです
そのあとはエンジンを切ったらまたかからなくなるので
うっかり切らないように注意しましょう
<バッテリー交換>
バッテリー自体を固定しているねじをはずす工具端子にコードを固定しているねじをはずす工具が必要です。(スパナなど、サイズは要確認)
1・バッテリーの端子からコードを外します
・マイナス端子のコードを外し
次にプラスをはずす
2・バッテリー自体を交換します
3・交換したら端子のコードを付けます
・プラスをつけ最後にマイナスをつける
要注意です
・取り付け・取り外しの順序間違え
・片方の端子作業中にもう一方の端子に工具が触れる
・マイナス・プラス間違え
・取り外したコードの不意の端子接触
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