バッテリーの知識
・バッテリーって?
・バッテリーの働き
・バッテリー上がり
・バッテリーの点検
・バッテリー交換
バッテリーって?
バッテリーとは充電ができる自動車用の蓄電池です。車を始動する時や、エアコン、オーディオ、ライト、ホーン、ウィンカー、ワイパーなどのありとあらゆる場所での電力供給を、発電装置のオルタネーターという機械と連携して行っています。
バッテリーの働き
バッテリーはバッテリー内部で化学変化を起こし、電気を放出したり、充電したりを絶えず繰り返しています。
バッテリーは電気を自ら貯え、放出できる装置ですが、自ら発電し放出することができるオルタネーターという装置と上手な放電量のバランスをとっています。
オルタネーター・・・・エンジンの回転力を利用して、自ら発電できる。エンジンの回転が大きいほど発電量が大きくなるが、回転が少ないと発電量は少なくなる
バッテリーの働きで、1番大きな電力を供給する時がエンジン始動の時です。エンジンがかかっていなければオルタネーターは発電しませんから、バッテリーの電力だけに頼られます。
エンジン始動後にはオルタネーターが始動し、エンジンの回転力をうまく利用して自発電し放出するので、バッテリーよりもオルタネーターからの電力供給が主になります。
オルタネーターの発電量が多くなってしまった場合、その電気はバッテリーへと充電されます。エアコンやオーディオなどの電装品を使っていなかったり、昼などでライトをつけてないなど、電気に余裕ができるときはバッテリーに充電し蓄えられます。
逆に電装品をたくさん使っていたり、渋滞などでエンジンの低速回転が続いてるような状態では、必要な電力量よりも発電量が下回ります。その時はバッテリーから不足分が供給されます。
このようにエンジンがかかっている時は主にオルタネーター、発電量が不足した場合バッテリーから供給、発電量が多くなればバッテリーに充電、という形で上手にバランスをとりながら供給を行っています。
バッテリー上がり
バッテリー上がりは、エンジンを始動するための電力を供給できなくなってしまうトラブルです。
バッテリーは放電・充電を繰り返しますから、いやでも性能は衰えてきます。性能が衰えれば電力だってスムーズに供給できません。いわゆる寿命です。
寿命だけでなく、エンジンがかかってないときの発電量によってもバッテリー上がりは起こります。というのも、室内灯やライトなどをつけっぱなしにしたままや、キーをちゃんと完全に「切る」に回していなかったために、バッテリー自体の放電量が多くなってしまうことでバッテリーの力が衰えます。これはうっかりミスですが、こういうバッテリー上がりは実際多くあります。
またバッテリーはオルタネーターの発電した電気を充電して蓄えますが、オルタネーターの作動時間が少ない、つまりエンジンをかけてる時間が少なくなるような車の乗り方をしている場合も、バッテリー自体の電力量が少なくなりバッテリー上がりが起こりやすくなります。
これはちょこちょこ乗りをするタイプの人に圧倒的に多いです。買い物だけとか、ちょっとそこまでとか、エンジンがかかっている時間が少ない乗り方が多い車のバッテリーは確実に弱まります。
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バッテリー上がりの時は?
バッテリーを長持ちさせる方法
バッテリーの点検
バッテリー上がりを起こさないためには日頃からの点検が欠かせません。
点検するポイントを知っておきましょう
1・バッテリー液
バッテリー内部にはバッテリー液(蒸留水)という液体が入っていますが、化学変化を起こすためには量が重要になってきます。量によって性能の劣化も起こります。量が少なくなっていればバッテリー液(蒸留水)を補充します。
注意
水道水を入れてはいけません。水道水には余分な成分が混ざっているため、化学変化に悪影響を及ぼします。
また上限レベルを超えないように補充しましょう。
入れすぎた場合、化学反応が起きた液体があふれ出す危険があります。とても危険です。
2・電力量
これは専門の機械がなければ測定できませんが、スタンドや専門店で気軽に見てもらえますので、定期的に見てもらいましょう。
3・外観
バッテリーは古くなると端子部分に腐食が発生してきます。腐食すると白い粉のようなものが端子についている状態になりますが、そうなると電気の流れも悪くなります。その場合お湯をかけて流したりすることもできるみたいですが、初心者にはあまりお勧めはできません。スタンドなりでやってもらうといいと思います。
バッテリーというのは車の進化の中でも1番遅れてると言われるほどにいまだに古臭い原始的な構造・仕組みです。それとは逆に非常にデリケートでもあります。日頃からの気遣いがとても大事です
バッテリー交換
交換についてもこちらに記載してあります
バッテリー上がりの時は?
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