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車社会だってストレスはある


車の社会、車の世界でも一般の社会と同じようにストレスがあると私は思っています。一般の社会でも思うようにいかないことがあれば、車の社会でもそのようなことは星の数ほどあると思います。

なぜかと言えば車の社会もコミュニケーションが必要不可欠だからです。コミュニケーションといってもそんな難しいことではありませんが、ちょっとした他車への気遣い、配慮がとても大きなコミュニケーションとなるのに対し、今の車社会の現状を見ていると、わがもの顔で、自分勝手で、自分がよければいいという運転手が明らかに多いのが、目に見えてわかる現実です。

そもそも一般の社会ではにんげんどうしが口頭で面等向かって直接話すことでコミュニケーションをとれますが、車の世界ではそのようなことはできません。何か伝えたいことや不満に思うこと、危険を促したいことや注意したいことでもお互い車の中では十分な意思疎通ができるわけもありません。

そんな状態でなにが一番危険なのか、それは勘違い

コミュニケーションを十分にとれない、それがお互いの勘違いをおこし、結果いらいらや不満へと変わっていきます。いらいらしている時や気分がすぐれないときほど事故はおきます。結果的に車社会のそんな実情が交通事故の多さにも結びついていると私は感じています。

ただもしかすると、全くストレスなんか感じてないという運転手の方も数多いのかもしれませんが、その方はそのままの価値観で車社会で生活していくのが一番いいでしょう。逆に1度でも運転していてイライラを感じたことがあるという方は、正直これからどんどんそのようなことを経験する可能性も十分にあります。

人間極度のストレスの中でイライラが膨らみ続ければ何を起こすかわかりません。それが車社会で言うならば、運転によってそのいらいらをあからさまに行動に出す、そうなりかねません。実際そのようなことが原因で事故が起きています。
少し前、ある女性ドライバーが運転する車が、後ろから来た車に危険な追い越しをされ注意のつもりで女性がクラクションを鳴らしたのですが、その車の運転手に逆切れされ、今度は女性の車の後ろに回り込まれて長時間、しかも高速であおり続けられたそうです。そして怖くなった女性がハンドル操作を誤り事故、その女性は死亡してしまいました。

クラクションを鳴らされたことに腹を立てたこのドライバーが、逆にやり返すつもりでいやがらせをやったのでしょうが、それにしてもこれはあまりにも度が過ぎています。このドライバーはこの女性を別に殺すつもりはなかったのだとは思いますが、結果的に死亡事故を起こしてしまうほどの行為を行ったわけですから、相当の悪意はあったに違いありません。

今の交通社会にはこのような運転手が数多くいるのは認めざるを得ない現実です。ちょっとやそっとの気に入らないことでもすぐにカッとなってきれて行動に出す、中にはやくざだって普通に一般道を走っているのですから、やくざ相手だとしたらもっと危険です。

コミュニケーションと無関心を適切に使う

コミュニケーションが必要不可欠と書きましたが、時には周りに対し無関心になることで危険を避けられるような状況もたくさんあります。

上に書いたような事故でも危険な追い越しをしてきたわけですが、おそらくそのような運転手ですから追い越し方も半端ない追い越し方だったのでしょう。そんな車に追い越しをされても逆に無視してしまうことも必要です。見るからにイライラしている、何か危ない関係の人、酔ってそうな人、こういう風にとらえられる運転手に対しては相手にしないことです。

私も毎日車を運転していますが、周りの車や運転手を観察していると、明らかに気持ちが落ち着いてない人の運転だと、その車はすぐにわかります。基本的に、出だしの加速が速い・急加速、また車間距離が明らかに少ない、前の車を今にも追い越すような位置で走る、そんな車の運転手はすくなくとも落ち着いてはいないはずです。

たとえそのような車に追い越しされようと、あおられようと相手にしてしまっては逆にこちらに身が危険になるだけですから、無視しておくのが1番でしょう。その他にも色々な状況はありますが、自分がカッとしてしまう前に一歩気持ちをひいて冷静になることがとても大事です。それに相手に注意するつもりで鳴らすクラクションは絶対まで行かなくとも、9割以上の割合でどんな状況でも鳴らさない方がいいでしょう。たとえ注意される側でもクラクションを鳴らされることでとても腹を立たせることは明らかです。少なくともいい気分ではないはずです。自分がクラクションを鳴らさなければこの先一歩も進めないなどの、どうしようもない状況でない限りでは鳴らさなように心がけましょう。

コミュニケーションとは挨拶・お礼・礼儀です。逆に無関心は自分の身を守るための手段です。この2つをしっかりできれば危険は自然となくなるはずです。イライラしたり不満がたまったりするストレスが多い車社会ですが、この2つだけができれば、ストレスとは無縁になれると私は思います。






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